誰の目的?
なんだか話が通じない。会話が噛み合ってない。
そういう時は、目的が共有できていない可能性がありそうです。
のほほんと部屋でくつろいでいると、インターホンがなりました。ふらっと玄関へ出てみると、
「○○新聞なんですけど、新聞読んでますか?」
ネットなどで記事は読んでます。
「1ヶ月だけでいいんで、取ってもらえませんかねぇ?」
また別のある時のこと。
街を歩いているとパネルを持った人に声をかけられました。
「すみませーん。ちょっとお時間、いいですか?」
はい、なんでしょう?
「今アンケートやってるんですけど、ここにある選択肢の中から気になるのを選んでください。」
え?これは何のアンケートですか?
「1つめは○○で、2つめはXXで〜」
どちらも珍しくないシチュエーションで、出くわすと「おぅ!?」っと思ってしまいそうです。話の内容を分解してみると、「道行く人にアンケートに答えてもらう」「訪問先の人に新聞の契約をしてもらう」というゴールが設定されています。
これらのゴールは、あくまでも声をかけた人、訪問してきた人の視点で設定されたものです。話しかけられた人からすると、自分には関係ないこと。これではただ面倒くさく感じてしまっても仕方がありません。
話に対して能動的に参加してもらうには、少なくとも自分も関係するゴールが望ましいです。でなければ、その人はその人なりのゴール(相手を慰めたい、応援したい)などを設定しなくてはなりません。
例えばその会議、誰の目的になっていますか??
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Takayuki Katagiri
展示物やサイトやゲームの企画、情報整理、ディレクション。
Webアプリやスマホアプリの開発。
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