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何次元かの何かを

そのぼんやり、共有できてる?

   

情報をやりとりしたり判断したりするとき、それの指す内容がぼんやりとしてはっきりしないことがあります。そんなぼんやりにもいくつか種類があり、それぞれ対応方法が違いそうです。

まずは、そのうちの1つ「定義のぼんやり」。

なんかいい曲ない?

友達と音楽の話をしているときのこと。

「最近、聴いてる曲にちょっと飽きててね。新しい出会いを求めてるんだけど、なんかいい曲ない?」

そう言われて、あなたはその友達が普段聞いてなさそうなバンドの曲や、異なるジャンルの曲をいくつかオススメしてみました。そして数日後。

「オススメしてくれた曲、いいとは思うんだけどちょっと違うかな・・・。結局これがいいなと思ってねー。」

そう言って、これまでのと比較的に近い曲を聴いていることを教えてくれました。

 

情報でいうと?

”新しい出会い”と聞いて、それまでと全く異なるジャンルをいきなり聞き始めることをイメージしてしまいましたが、その友達の場合は違っていたようです。「新しい出会い」という言葉に対して、違うジャンルなのか、同じジャンルの違う人なのかというのを掘り下げておけば、この場合はすんなり進んだのかもしれません。

普段何気なく会話をするときはそれほど大きなズレがなかったとしても、感情や比喩、定型で使われるような表現はそれぞれその人の中に定義があります。自分も同じ定義で使っているのか、別の言葉で言い換えてぼんやりした部分をはっきりさせることが必要です。

 

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Takayuki Katagiri

展示物やサイトやゲームの企画、情報整理、ディレクション。 Webアプリやスマホアプリの開発。

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