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何次元かの何かを

そのぼんやり、はっきり出来る?

   

ぼんやりとした情報をはっきりとさせたい。でも誰もそれを知らない。しかもこの状態で進んでいかないとといけない。

そんな時どうすれば良いのでしょうか。

カッコいい絵を描きたい!

イラストを描いているあなたに、友達から相談がありました。自分なりに描いた絵をカッコよくしたいのだけど、どうしたらいいのかわからないとのこと。アドバイスが欲しいと言われましたが、絵を描き慣れていない友達に言葉で伝えるのは、なかなか難しいです。それじゃあ、僕の方でちょっと描いてみるよ ということで、簡単に絵を描いて見せました。

実際に描かれた絵を見ながらもう一度話すと、普段絵を描いていない友達も「そういうことか!」と理解することができたようです。その上で「じゃあこういうのはどうすればいい?」などさらにアイデアも出てきて、友達もホクホク笑顔で帰って行きました。

友達が最初に言った「カッコよくしたい」というのは、とってもぼんやりとした言葉でした。ぼんやりしてしまうのは、友達が絵に対して詳しくないため、他の言葉で言い換えたり詳しく説明ができないためでした。

情報でいうと

上の例では、ぼんやりを解決する方法として、「あなたが絵を描いて、それを友達が見て判断する」ということに決めました。他にも、ぼんやりとしていた「カッコよくしたい」の解決方法として、絵を描く前に「友達がカッコいいと思う絵を挙げてもらう」という方法もあるかもしれません。

情報を利用するためには、「ぼんやり」をはっきりさせて解決する必要があります。はっきりさせる方法は「定義を明確にする」だけではありません。「はっきりさせるための方法」という視点で検討し、その方法自体を共有し実行することが大事です。

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Takayuki Katagiri

展示物やサイトやゲームの企画、情報整理、ディレクション。 Webアプリやスマホアプリの開発。

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