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何次元かの何かを

同じ意味で使ってる?

   

情報を扱うというのは、ある意味言葉を扱うということでもあります。扱っているその言葉、はたして相手と同じ意味で使っていますか?

ある日、メッセージで

友達からのメッセージで、不意にこう聞かれました。

「そういえば、HPって最近どう?」

HP・・・?

その友達はゲームもやってるのでヒットポイントのこと?つまり体力がどうとかってことだから、体調のことを聞かれてるのか??

「最近スマホだし、あんまり見ないよね。」

スマホ?ホームページ、Webサイトってこと?スマホアプリで見るから、ブラウザを起動しないっていうことを言ってるのか??

「パソコン全体の出荷台数も少なくなってるっていうしね。どうなんだろうね、ヒューレット・パッカード。」

そっちか!!

ここまでわかりやすく食い違っているとすぐにズレに気がつくことができますが、日常よく使う単語が業界的な意味を持っている場合は、なかなか気が付きにくいものです。

情報にあてはめると?

扱う情報に登場する言葉が、そこに関わる人全員にとって同じ意味に受け取られているかどうか。そのあと議論を進めていく上で、とても重要です。ずっと話してみてどうも食い違うことがある というのでは、時間も労力も無駄になりかねません。

また、その時々で異なる言葉を使うことも、同様に注意が必要です。というのも、言葉を変えてしまうと「意味が言葉に引きずられて変わってしまうことがある」からです。何かの拍子に発した言葉が一人歩きしてしまい。新たな解釈が加わり、全体として辻褄が合わなくなってしまうこともあります。

使う言葉が相手と同じ意味で用いられているか確認する。そして新たに言葉を当てはめる時は、その定義にぴったりと合った言葉をつけるようにしましょう。

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Takayuki Katagiri

展示物やサイトやゲームの企画、情報整理、ディレクション。 Webアプリやスマホアプリの開発。

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